新着情報

新型コロナウイルス感染症の感染防止対策状況における学生への関わり方と、教職員自身のメンタルヘルスについて

2020.04.30

教職員のみなさまへ 新型コロナウイルス感染症の感染防止対策状況における学生への関わり方と、教職員自身のメンタルヘルスについて <学生への関わり方> 様々な感情や反応が出てくることを前提としてください 以下のような感情や反応が生じやすくなります。 ・想像していた大学生活と違っていて戸惑う(特に新入生) ・研究が進められず、先行きが見えないため、将来について心配になる ・自分自身や家族が感染するのではないか、他の人に感染を広げてしまうのではないかと心配になる ・食べ物や日常生活用品をこの先も確保できるのか不安になる ・急に他の人との交流が閉ざされてしまい、強い孤独を感じる ・気持ちが不安定になり、イライラしやすくなる これまで見てきた学生の姿とは異なる様子に戸惑うことがあるかもしれません。しかし、緊急事態においては誰にでも生じうる自然な反応です。事前に知っておくことで、落ち着いて対処しやすくなりますし、学生たちにもこのことをお伝えいただければと思います。 生活リズムを維持するよう声かけをしてください  大学に出てくることができず、外出も制限されている状況なので、これまでの生活リズムを維持することが難しくなります。睡眠の質の低下はメンタルヘルスに悪影響を及ぼすことがわかっています。教職員の皆さまから学生へ、これまでの生活リズムを維持するようお伝えいただけますと幸いです。 学生が孤立する状況を防いでください  学生たちの中には、積極的にコミュニケーションをとることができたり困っていることを周りに伝えたりすることができる学生もいれば、苦手な学生もいます。 メールやビデオ会議システム(Skype for Businessなど)を使って定期的な交流を保つことをお願い致します。  なお、留学生へは特に丁寧な関わりをお願い致します。母国の心配や日本で感染することの不安が高まっていることが想像されます。また、頼ることのできる人の少なさから孤立する可能性が高いです。さらに、刻一刻と状況が変わる中、正確な情報が入りにくい場合があります。「何か困っていることはないか?」「不安なことはないか?」といった声かけにより、学生は安心することができます。 修学の準備状況を確認してください  これまでとは異なるやり方で臨機応変に対応することが苦手な学生がいます。また、必要な情報を得ることが難しい学生がいます。オンライン授業・ゼミの準備ができていない学生や、履修登録が期日までにできていない学生については、個別に声かけしていただくと良いと考えます。特に留年生には注意が必要です。  メンタル面のことだけでなく、履修に関する不安や相談が寄せられることが想定されます。履修上の相談があったときのために、事前に紹介先事務窓口を確認しておくと対応がスムーズです。 <自らのストレスに対処する>  学生と同じように、教職員自身も大きなストレスを感じていることと思います。また、これまでにない対応を迫られることが続き、疲弊していることもあるかもしれません。上述の学生への関わり方を自らに当てはめて行動することに加え、学生への対応で苦慮された場合には学内の支援機関を利用することも検討されてください。大切なことは、一人で抱え込まないことです。  学生への対応で苦慮された場合に、どこに相談すれば良いか分からない場合は、以下にご連絡ください。コーディネート室が窓口となり、キャンパスライフ・健康支援センター内の各室(健康相談室、学生相談室、インクルージョン支援推進室、健康開発・情報支援室)と連携して対応いたします。  全てのご相談にこれまでどおり対応させていただきたいところですが、分散勤務のため困難な状況にあります。対応にお時間をいただくこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。 <連絡先> 九州大学 キャンパスライフ・健康支援センター  コーディネート室 *メールアドレス:kucr@chc.kyushu-u.ac.jp *必要事項:   氏名(相談者である教職員の名前)   所属   内容(メールでは十分にプライバシーが保たれない場合がありますので、最低限で結構です。詳細な聞き取りをおこなう場合は、こちらから連絡手段も含めてご提案させていただきます。) 引用・参考資料: ・九州大学 危機管理ページ https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/crisismanagement/riskmanagement/coronavirus/ ・九州大学 キャンパスライフ・健康支援センター 学生のみなさんへ:新型コロナウイルス感染症に関連する心理的対応について https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/1607 ・九州大学 情報統括本部 新型コロナウィルス(COVID-19)感染対策のICT活用に関する情報 https://covid19.iii.kyushu-u.ac.jp/ ・「感染症流行期にこころの健康を保つために」シリーズ(日本赤十字社)  http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html ・東京大学相談支援研究開発センター http://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/scc/wp-content/uploads/2020/04/COVID-19_faculty_staff_20200401.pdf PDFファイル 新型コロナウイルス感染症に関連する学生への心理的対応について https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/Qdai-only/view/1608

外出自粛中の運動について

2020.04.23

学生・ご家族のみなさま、健康開発・情報支援部門より外出自粛中の「運動」について、情報提供です。 新型コロナウィルスの感染防止のため、政府は4月17日から緊急事態宣言の発令を「全国」へと拡大しました。これにより、一層の外出自粛や感染防止対策の強化が要請されています。 その一方で、外出自粛によって日常の運動量が低下し、心身の機能が低下してしまうことも懸念されています。 https://digitalpr.jp/r/38558?fbclid=IwAR1oqRw0R_EiUYpKxxDMtPtIAYfu-r4NbgrXhr35R02xO43EB1pf6NEEqAc(日本運動疫学会公式声明文) ご自宅の中で身体を動かすだけでは、日常の運動量を確保することは難しいことでしょう。しかし、1回の運動量は少しでも、複数回、1日のうちに繰り返して、少しでも運動量を確保するよう心がけま しょう。 また、生活必需品を確保するための外出の機会も、身体を動かすチャンスとなるでしょう。 ここでは、キャンパスライフ・健康支援センターがお勧めする【自宅でのストレッチ運動】と、運動研究の専門家が勧める【外出自粛期間中の運動】を紹介します。 授業が再開されたときには、心身ともに元気な状態で学業に取り組めるよう、今から準備をしていきましょう。 【セルフケア】 キャンパスライフ・健康支援センターでは、ご自宅でもできるセルフケアを紹介しています。 http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/~selfcare/index.html その中から、ストレッチングを紹介します。 【ストレッチングとは】 ストレッチングは、身体のリラクゼーションをもたらし、気分が落ち着かせたり、柔軟性を維持したり、様々な効果があります。 ストレッチングの有効性について、下の動画で説明します。 http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/~selfcare/menu15.html (1分49秒) 【ストレッチングの実践】 次に、座った状態でできるストレッチの動画を2本紹介します。動画をみながら一緒に実践してみて下さい。 実習編1:http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/~selfcare/menu16.html  (11分13秒) 実習編2:http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/~selfcare/menu17.html  (11分35秒) 次に、寝た状態でのストレッチを紹介します。寝る前や起床後にベッドの上などで行ってみてください。 寝た姿勢:http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/~selfcare/menu18.html  (4分49秒) 最後に、足のマッサージを紹介します。むくみなどでお悩みの方にはオススメです。 足マッサージ:http://webpages.ihs.kyushu-u.ac.jp/~selfcare/menu19.html  (4分9秒) 【屋外での運動】 ご自宅での運動を強くお勧めしますが、政府は1日1回、1時間以内、1人の外出であれば、身体機能の維持のため認めています。買い出しなどの機会を活用して、意識して身体を動かしましょう。 屋外での運動の守るべき事項や、ご自宅での筋力トレーニングをまとめた動画は下記よりご覧いただけます。 https://www.youtube.com/channel/UCFkLjDyju3sbrsmxkxXUrdQ?fbclid=IwAR1VKTxNpdUHNJTWP-R344c4jrsTICDCcDqSSNLXAk9YwO8SocJKYOsuhsI いかがでしたか? 実践し始めは、上手く身体が動かせずに、効果が感じられないかもしれません。しかし、続けていくことでコツがわかり、「身体が軽い」「よく眠れる」など感じられるようになってきます。効果の感じ 方は人それぞれですので、人と比べず、無理をせず、続けてみましょう。

学生、保護者のみなさまへ:新型コロナウイルス感染拡大下の学生相談室の対応につきまして

2020.04.17

学生、保護者のみなさまへ 4月7日、政府は、福岡県を含む7都府県を対象地域とする緊急事態宣言を発令しました。九州大学では、学生の皆さんがキャンパスに立ち寄る機会もできるだけ少なくしたいと考えており、年度当初の様々な行事、手続等についても実施時期や方法の変更を行っております。授業については、春学期の期間を5月7日(木)~6月24日(水)に変更するとともに、春学期については、遠隔授業による科目のみの開講となりました。 学生相談・カウンセリングも、当面の間(5月6日まで)、休止とさせていただきます。状況により、今後の対応等変更となる可能性もありますが、その場合はホームページでお知らせいたします。なお、これまでに連絡や約束のあった方には対応しておりますので、お問い合わせください。ご不便をおかけいたしますが、感染拡大防止のため、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

新学期の始まりを待つ新入生のみなさんへ、学生相談室からのメッセージ

2020.04.17

新入生のみなさま こんにちは。みなさんご入学おめでとうございます。 九州大学キャンパスライフ・健康支援センター学生相談室です。 今年は新型コロナウィルスの感染拡大で、授業の開始などが遅れており、またそのスタートもオンライン講義となり、さまざまな思いをもって新学期の始まりを待っていることと思います。 キャンパスライフ・健康支援センター学生相談室は専門のカウンセラーが皆さんの学生生活に関する相談や心理的相談にのっています。普段は対面で相談を行ったり、ワークショップやグループ活動を実 施していますが、感染拡大下の今は、活動の縮小を余儀なくされ、みなさんに例年おこなっているような十分な直接的なサポートを提供できにくい状況にあります。 そのような中ですが、我々から、新入生のみなさんへのメッセージをお送りします。新型コロナウィルス感染症に関連する心理的反応やストレス対処方法の詳細については、4/14に配信されたメッセージをご参照ください。 1.入学後の修学に不安になっているみなさん  まずは九州大学のホームページ、自分の所属する学部のホームページをよくチェックして下さい。また、大学からくる電子メールによる連絡は定期的にきちんと見るように習慣づけて下さい。 大学、学部から発信される最新の情報によく注意をしておいて各自しっかり対応して下さい。 2.一人暮らしなど、新生活に不安があるみなさん ・友人や家族と電子メールや電話、あるいはSNSを通じて、連絡をとりましょう。親しい人や信頼している人と会話をしましょう。 ・自宅に待機中は健康な生活習慣を維持しましょう.  -適切な食事(栄養のバランスに気をつける、食べる時間をできるだけ同じにしてリズムを崩さない、良く噛んで味わって食べる、など) -睡眠(夜更かしせずに、できるだけ決まった時間に就寝する) -からだを動かす(室内での運動を中心に、もし外出する場合は人と会うのを避けて運動を行う) 3.新型コロナウイルス感染症に関して不安になっているみなさん 感染症の流行がひとたび発生したら、ストレスを感じたり、不安になったりするのは当たり前のことです。 例えば ・病気になることや死ぬことへの恐怖 ・病気ではないかと疑われて、世間からバッシング・差別されることへの恐れ ・人との交流が少ない生活によって生じる無力感、倦怠感、孤立感、抑うつ感 ・自分が感染するのではないか、あるいは他人に感染させてしまうのではないかというリスクが気になる などがあるかもしれません。 ・テレビニュースやインターネットで新型コロナウイルスの最新の情報を仕入れることは大事ですが、一方でずっとニュースやインターネットで新型コロナウイルス情報に触れ続けていると、気疲れしや すくなります。意識して、見ない時間、触れない時間も持ちましょう。   4.メンタルヘルスの課題(精神の病気)をおもちのみなさん  すでに精神科の病院にかかっているみなさん、何か不安になった方は主治医に相談しましょう。症状が再発しそうなみなさんは、以前かかっていた病院に連絡をとってみましょう。  不眠や不安、心の不調などでいてもたってもいられない、などの場合は、まずは保護者、信頼できる人に連絡をとって相談しましょう。 保護者と相談したあと、近隣の精神科・クリニック病院などに電話をして受診しましょう。その際は電話で、外来はいつ開いているか、予約はどうやってとったらいいか、どのように受診したらいいかに ついて相談し、その指示にしたがいましょう。 なお、キャンパスライフ・健康支援センターのホームページには、セルフケアの教材をアップロードしていますので、活用して下さい。 参考文献 緊急時のメンタルヘルスと心理社会的サポート (MHPSS)に関する機関間常設委員会(IASC) リファレンス・グループ「新型コロナウイルス流行時のこころのケア ブリーフィング・ノート(暫定版)Version 1.5(日本語版)」  2020年3月 を参考にしました。

学生の皆さんへ:新型コロナウィルス感染症に関連する心理的対応について

2020.04.14

新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は、世界中で感染の拡大が続いています。このような状況の中で、多くの 方が初めての隔離や自宅待機を経験しています。社会的接触が限られた中で,在宅のまま日々を過ごすことは,メンタ ルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があります。 皆さんが心身の健康を保ち、このような心理的リスクを低減し、この局面を乗り越えていくために、このメッセージが お役に立てば幸いです。 1.ストレス状況で生じる心理的反応を知っておこう 以下のような反応が現れる可能性がありますが、これらの反応は「自然なこと」です。 自分の弱さのせいだと自らを責めたり、早く回復しなければと焦ったりする必要はありません。 ■恐怖や不安:感染することや感染させるのではないかと考えることや、普段どおりの生活が送れないこと、学業や将 来に関すること等への恐怖や不安、従来のサポートやケアが得られなくなることによる精神的苦痛 ■倦怠や孤独:家で過ごす時間が長くなることに伴う倦怠感や孤独感 ■フラストレーションや悲しみ:主体性や自由が失われ不全感に伴う悲しみや落ち込み、過度の我慢を強いられること に対する怒りや憤り    このような心理的な反応は、人によって現れるタイミングや強度が異なります。また、心理的な反応よりも、「身体的」な反応(頭痛、腹痛、食欲不振、熟睡できない等)として強く現れる人もいます。 2. 自分に合ったストレス対処方法を知っておこう このようなストレス状況下での対処のしかたについて、下記を参考にしてください。 ■信頼できる情報を適度に:新型コロナウイルスに関する正確で最新の公衆衛生情報を入手することは重要です。しか し、過度に多くの情報に接すると、動揺したり気持ちが高ぶったりしやすくなります。ニュースやソーシャルメディア に費やす時間と、隔離と無関係な活動とのバランスを取りましょう。 ■自分の心身をいたわって:バランスの良い食事を取り、可能な範囲で適度な運動と十分な睡眠を取りましょう。スト レス対処のためにアルコールやたばこ、薬物を摂取するのは避けましょう。 ■日々のルーティンを:運動・学習などの日常的な活動を定期的に行うようにしましょう。シンプルな達成感、楽しさ や安心を感じられる活動に取り組みましょう。 ■つながりを保ち、孤立を避ける:直接会うことは難しくても、電話やSNSなどを使い、バーチャルな繋がりを保ちましょう。お互いに体験したことや感じている気持ちを表現したり、相手を気遣ったりしましょう。 【参考ウェブサイト】 〇日本赤十字社,2020「感染症流行期にこころの健康を保つために」シリーズ  http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html 〇American Psychological Association (2020). Keeping Your Distance to Stay Safe. (日本心理学会訳 「もしも『距離を取ること』を求められたなら:あなた自身の安全のために」)

全分室閉室のお知らせ

2020.04.08

新型コロナウィルス感染症拡大防止の為、4月9日~5月6日 全分室を閉室させて頂きます。利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願い致します。緊急のお知らせ等は下記までご連絡下さい。 (お問い合わせ先) キャンパスライフ・健康支援センター 伊都地区センターゾーン:092-802-5881 インクルージョン支援推進室:092-802-5859 平日 10時~16時

【重要】2020年度4月の学生健康診断中止について

2020.04.07

新型コロナウィルス感染症拡大防止の為、4月8日~4月17日伊都地区、4月21日~28日病院地区の学生定期健康診断を中止します。代替日程については夏学期以降を予定しています(対象者を絞る可能性があります)。詳細は決まり次第お知らせしますので、今後も最新の情報を確認するようにして下さい。

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